いつも当店をご利用頂き誠にありがとうございます。
STAFF 尾方です。
最近ではオリンピックが始まり東京が盛り上がっているように感じます。
私自身大学まで陸上競技をしていたためやはり気になるのは陸上競技です。
個人的に注目している選手は、ここ最近100mで日本記録を出した山縣選手です。
山縣選手は陸上選手としてはかなりベテランの29歳。
ですが前半の加速力は若手選手に引けを取らない素晴らしい走りをします。
山縣選手を見習っていつでも良いスタートダッシュを切りたいです。
今回ご紹介させて頂くのは最近入荷致しましたエンジニアブーツ。
ドレスシューズを得意としている当店としては非常に珍しいかもしれません。
私自身エンジニアブーツを愛用しておりますので、今回の入荷は非常に嬉しく感じます。
先ずは、エンジニアブーツの発祥について軽く説明を。
エンジニアブーツはアメリカで生まれたワークブーツです。
起源には諸説ですが二つの説があります。
ひとつは1937年にウィスコンシン州の靴メーカーChippewa が、細身の乗馬用靴として現在のエンジニアブーツの前身になる「イングリッシュライディングブーツ」を作成したといわれています。
このブーツは大手ストアのシアーズが販売し、最初は土地測量技師達が使用したことから後々このブーツがエンジニアブーツと呼ばれるようになったとされています。
もう一つはオレゴン州ポートランドに拠点を持つWest Coast Shoe Company (現在のウエスコ)が1938年に最初のエンジニアブーツを作成したとされています。
このブーツは第二次世界大戦時にポートランドの造船所の作業員のために作成されたといわれています。
一足はPT 83 スエード、もう一足はお探しの方も多いと思われる茶芯革。
PT 83 スエードブーツは全所有者によっていい経年変化をしていてとても良い雰囲気です。
PT83って何?という方もいらっしゃると思うのでPT83の説明を。
PTとはProtective Toeつまりはスチールトゥのことです。
ANSI『米国規格協会』が「アメリカにおける様々な規格を定める機関ANSI(Americak National Standards Institute)が19XX年に定めたセーフティートゥの規格に準拠しています」という意味があります。
「PT83」という記号は下記のように略されたもので、
PT=Protective Toe
83=1983年
「ANSI(米国規格協会)が1983年に定めたセーフティートゥ(スチールトゥ)の規格に準拠しています」という意味になります。
続いて茶芯革。
状態も良くまだまだ経年変化を楽しんで頂ける状態です。
『茶芯』とはブラウンに染めたレザーの表面を別色で染めたレザーを採用したレザー。
使い込むことによって、芯にあるブラウンが露出した経年変化が楽しめます。
そんなエンジニアブーツ二足を使い二つコーディネートを組みましたのでご覧下さい。
先ず1つ目のコーディネートは王道の白シャツにデニムスタイル。
BONCOURA XX にBONCOURA 別注 白シャツ
服装をシンプルにまとめ、ブーツの存在感をだした男らしいコーディネートです。
二つ目は先日ブログでご紹介したBONCOURA B47に合わせたコーディネート。
普段のSTRAYSHEEPではM47にドレスシューズを合わせる事が多いですが、今回は敢えてエンジニアブーツをチョイス。
トップスは当店でおなじみのロシア軍ボーダーシャツを合わせました。
普段ワークブーツを履かれることが無い方に是非試して頂きたいです。
コーディネートが分からないという方がいらっしゃいましたら是非店頭のスタッフにお声がけ下さい。