いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
STAFF北島です。
今更ですけど、皆様パリコレ見ましたか?
仕事柄チェックする様にしていますが、今回個人的にはヨウジヤマモトのコレクションにヴィムベンダースが出てきたのが嬉しかったですね〜。
渋くてかっこよかったです!
コレクション物は展開されるまで、そのスタイルをする事って出来ないですが、ヴィンテージだと似たアイテムで早速スタイリングに取り入れたりするのが個人的には凄く楽しいと思います。
さてさて、今年のAWはクラシックなテーラードから展開されたパターンが非常に多かった様に思います。
一つのファッショントレンドになってくると思います。
そんな原型となったクラシックなテーラードは後程ご紹介していきます。
ヴィンテージだと形やデザインを変えるというのは出来ないので、スタイリングで新鮮さを出したいなと個人的に思います。
そんな訳でテーラードの崩しに取り入れて欲しい、個人的に好きなこちらからご紹介していきたいと思います。
〜40's
VINTAGE GERMAN
KNIT JACKET
ドイツの古いニットジャケット。
ダブルとシングルそれぞれ入荷してます。
個人的にもここ最近だと1番気に入って愛用しています。
今年はジャケットよりもカーディガンやニットジャケットなど、ニット類をインナーに着るのが凄く気分です。
やっぱり古い物が好きだと認識させてくれたアイテムかつ、今まで見た事無い新鮮なアイテムです。
決して古い物が良いという訳ではありませんが、やはり古い物にしかない雰囲気や圧倒的なオーラがあります。
まずはダブル。
中でもおすすめはこちら。
〜40's
DOUBLE BREASTED
KNIT JACKET
MADE IN GERMANY
ダブルニットジャケット。
これは買い付けの時に本当は1番私物にしたかったやつです笑
ちなみにオーナー世田も私物にしようか悩んでいましたが、やはり1番良い物はお客様にという事で2人して私物にするのを諦めました笑
やっぱりこのスタンドカラーにダブルブレストが唯一無二でかっこいいです。
2連ボタンのネック部分なんかもかっこいいですね。
古いニットでこのデザインはドイツだけだと思います。
現代のファッションにおいて本当に秀逸なデザインかと思います。
ボタンもフルオリジナルのウッドボタン。
この個体はニットの質感が非常に魅力的です。
今まで何着か見てきたのはガサっとした、正直着心地はそこまで良くない質感の物が多かったんですが、こちらはかなり柔らかく非常に着やすいです。
かなり珍しい質感だと思いますし、リアルに着る事を考えるとこれはかなりおすすめです。
袖の切り替えもちょっと変わった仕様です。
裾は編みの切り替えになっていて、古い仕様。
ボタン裏の補強布なんかも古くて良い雰囲気です。
しかもこちらの1着は右肘にリペアがある程度のかなりグッドコンディション。
その他小さなダメージはございますが、着用には問題ない程度かと思います。
年代を考えてもここまで良いコンディションの物は今後見つからないと思います。
それではスタイリング。
JACKET...〜40's BRITISH WOOL TAILORED JACKET
PANTS...〜40's FRENCH WOOL TROUSERS
SHOES...OLD J.M.WESTON GISCARD
靴以外40年以前の古いアイテムでのスタイリングですが、古臭く見えないのはインナーのニットのデザイン性の高さからかと思います。
しっかりシャツでクラシックなのも良いですが、ファッション的に着るなら個人的にはこんな感じもいいと思います。
今時期のコートのミッドレイヤーとしても活躍してくれると思います。
タートルネックの上から着るとこんな感じです。
僕でかなり良いサイズ。
ボタンの配列がかっこいいので着用時は全部閉じて着るのがかっこいいと思います。
勿論一枚でも主役を張れるデザイン性高いニットジャケット。
おすすめです。
もう1着おすすめを。
〜40's
DOUBLE BREASTED
KNIT JACKET
MADE IN GERMANY
こちらは先程と異なる、かなりボロ。
ただ雰囲気抜群でかっこいいです。
先程同様、スタンドカラーのダブルブレストですが、ボタンは1つのタイプ。
先程と比べてガサっとした古い質感。
2色の糸なのか、日焼けとか経年変化でこの色になったのか分からないですが、単色じゃない深みある感じが最高にかっこいいですね。
ボタンはうちでラッカー塗装のメタルボタンを付けました。
年代的に同じですし、かなり相性良いかと思います。
この個体一番の特徴は袖の切り替え。
同じ様な古い質感のグレーのニット素材に切り替わっています。
しかも肘部分にはパッチワークが当てられているんですが、この上から当ててる生地の雰囲気がとにかく良いです、、
寄りで見るとインディゴっぽいんですよね。
正確には分からないですが、インディゴっぽいと個人的には思います。
かなり深みがあって良い色合いです。
現代では狙ってこんなボロボロなパッチワーク付けられないので、全く同じ物は無いヴィンテージらしい一点物の雰囲気があってかっこいいと思います。
それではスタイリング。
JACKET...VERY OLD NAVY WOOL SACK COAT
PANTS...60's AUSTRALIAN ARMY GURKHA PANTS BLACK OVERDYE (STAFF私物)
SHOES...OLD NEW&LINGWOOD SIDE ELASTIC SHOES(STAFF私物)
クラシックなネイビーサックコートに合わせて。
軍パンに合わせてカジュアルなスタイルにも取り入れやすいニットジャケットかと思います。
ただ袖の切り替えが良いのでせっかくだったら主役で一枚で着たいですね。
僕でゆったり着用できる大きめサイズ。
小さい物が多いので、ここまでゆったり着用できる物はかなり希少です。
ボロの雰囲気が最高ですね。
個人的にも大好きですし、ボロ好きの方からしたら堪らない雰囲気だと思います。
この1着羽織るだけで雰囲気出るので、他のアイテムはシンプルな物にするとバランス良いかと思います。
これもおすすめの1着です。
お次は襟付きシングルタイプ。
おすすめはこちら。
〜40's
KNIT JACKET
MADE IN GERMANY
ドイツの古いシングルタイプのニットジャケット。
ダブルとはまた印象も変わって良い雰囲気です。
珍しい襟付きで、襟は縫い付けられています。
腰にはポケット付き。
雰囲気ある編み柄で杢グリーンカラーっていうのも最高です。
袖や襟、裾は編みが切り替わっています。
杢っぽい素材感が素晴らしいです。
ボタンはイギリスのチェンジボタンっぽいのが付いてます。
所々付け変わっていますが、どれも雰囲気の良いボタンだと思います。
ボタンホールは手縫いでしっかり古いですね。
人の温もりを感じられる魅力的なディテール。
両袖のダーニングなんかも雰囲気あって良いですね。
これ結構自分でやると大変です、、
当時丁寧に直されていた背景を思い浮かべると、個人的にはすごく愛着が湧きます。
本当に一点物らしい素晴らしい1着かと思います。
それではスタイリング。
JACKET...40's〜50's BURTON×CC41 WOOL DOUBLE BREASTED JACKET
ダブルのクラシックなジャケットに合わせて。
ニットポロ感覚での合わせが個人的にかなり好きです。
襟が付くだけでスタイルが引き締まると思います。
ボロボロで雰囲気ありますが、こういうクラシックなジャケットと合わせるとモダンでバランスも取りやすいと思います。
僕がタートルネックの上から着てジャストサイズ。
単体でもオーラがあってかっこいいと思います。
シンプルなデザインながら、古いウールの編み地と経年変化で非常に雰囲気の良い1着。
おすすめです。
さてここまで古いニットを紹介してきましたが、お次はうちらしいクラシックなジャケットを。
VARIOUS
WOOL JACKET
今時期ミッドレイヤーにも使えて、春先にはメインで羽織ってもらえそうなジャケット達。
中でもおすすめはこのシリーズ。
OLD
NAVY BLAZER
入荷の度、ご好評いただいております紺ブレが再入荷しました。
今回も結構良いサイズバランスで取り揃えております。
シングル、ダブルとそれぞれご用意しております。
おすすめはこちら。
OLD
Christian Dior
NAVY BLAZER
MADE IN FRANCE
SIZE 48
ディオールの紺ブレ。
ちゃんとフランスメイドっていうのが嬉しいです。
ピークドラペルにダブルブレストのデザインが良いですね。
素材もサラッとしたウール地で春先でも着用できる素材感かと思います。
刻印が入る金ボタンも紺ブレらしくて良いですね。
クラシックなデザインですが、シルエットはモダンなので普段使いもしやすいかと思います。
それではスタイリング。
COAT...OLD Aquascutum WOOL VENETIAN CHESTERFIELD COAT
SWEATER...PEREGRINE WOOL TURTLE NECK SWEATER
PANTS...BONCOURA 66
SHOES...OLD SEMI-BROGUE SHOES
今時期はオーセンティックなデニムにクラシックなコートを合わせて。
インナー使いした時でも金ボタンが映えますね。
紺ブレに茶靴も相性良いですね。
ジャケットのみだとこんな感じ。
こちらはSTAFF高嶋でジャストサイズ。
着心地も軽やかでサラッと羽織っていただきやすい1着かと思います。
もう1着おすすめ。
OLD
Salzedo
NAVY BLAZER
MADE IN FRANCE
こちらもフランス製の紺ブレ。
シングルタイプです。
ネイビーウールサージに
シルバーの刻印入りボタンが良いアクセントです。
厚すぎず、薄すぎずな生地感で今時期ミッドレイヤーに春先アウターとしてお使いいただきやすいかと思います。
腰にはパッチポケット。
クラシックなデザインですが、パッチポケットだと程よく肩の力が抜けてバランスが良いですね。
カジュアルにも合わせやすいと思います。
年代的には60's位だと思います。
結構古めですね。
年代らしいナローなラペルに
裏地はシルクだと思います。
滑らかで上品な光沢感が素晴らしいです。
袖裏はストライプの裏地。
これも年代らしいと思います。
古いフランスメイドの紺ブレって中々見かけないので結構珍しいと思います。
サイズはフランスサイズで46〜48位で割とサイズ合う方、多いかと思います。
サイズの合う方は是非店頭にてお試し下さいませ。
お次はこちら。
40's〜50's
BURTON×CC41
WOOL
DOUBLE BREASTED
JACKET
MADE IN ENGLAND
バートン製のCC41ラベルが付いたダブルブレストジャケット。
このパックマンみたいなラベルが付くだけでテンション上がりますね。
ネイビーのウール地にチョークストライプ。
クラシックな良い柄です。
デザインはピークドラペルのダブルで簡素な1つボタン留め。
改めてやっぱりcc41は無駄な装飾が省かれてる分、ミニマルなデザインが多いので、現代でもスタイリングに取り入れやすいのが評価されていると思います。
それでいて、作りは丁寧でハンドステッチの多さなんかも魅力的です。
古いストライプの裏地も良いですね。
それでは着用感を。
先程のドイツのシングルタイプのニットジャケットに合わせていました。
サイズは僕でジャストサイズ。
ダブルでボックスシルエットがかっこいいです。
クラシックなジャケットにボロいニットジャケットで遊び心あるスタイリングで。
勿論クラシックな装いにもおすすめな1着ですので、サイズの合う方は是非店頭にてお試し下さいませ。
お次はこちら。
1961
REDWOOD&FELLER
BESPOKE
WOOL
DOUBLE BREASTED
JACKET
MADE IN ENGLAND
REDWOOD&FELLERは1946年創業のビスポークテーラーで現在もロンドンに店を構えています。
ワラントも所有しているので、英国でのクオリティの高さは言うまでも無いかと思います。
生地はグレーのウールヘリンボーン生地。
柄が細かく、上品な印象です。
ピークドラペルにダブルブレストのデザイン。
そこまで主張の無いラペル幅なので、現代でも取り入れやすい1着かと思います。
袖裏は年代らしい素材のストライプ柄。
袖の裏地付けはハンドでこちらもかなり丁寧で手間のかかる仕様。
シンプルな見た目ですが、ビスポークらしい仕立ての良さが光る1着かと思います。
それではスタイリング。
COAT...40's WOOL GABARDINE BELTED COAT
SWEATER...PEREGRINE WOOL TURTLE NECK SWEATER
PANTS...BONCOURA 66
SHOES...OLD SEMI-BROGUE SHOES
当店らしいオーセンティックなデニムに合わせたスタイル。
新品も混ぜつつ、古い物を楽しむのも良いと思います。
ジャケットの着用感はこんな感じ。
STAFF高嶋でジャストサイズ。
ビスポーク特有の変な癖もなくナチュラルなシルエットなので、サイズの良い方多いかと思います。
ビジネスでもカジュアルにも使い勝手良いおすすめの1着です。
ジャケットラストは個人的にスペシャル。
VERY OLD
NAVY WOOL
SACK COAT
MADE IN FRANCE
珍しいネイビーウールのサックコート。
個人的にネイビーウールの4つボタンサックは初見です。
通常ブラックのウール物、たまにリネンやコットン素材は見た事ありましたが、これはめちゃくちゃスペシャルだと思います。
サックらしい詰まった襟で4つボタン。
裾のラウンドに
チェンジポケット付き。
パーフェクトなサックのディテールが非常に魅力的です。
本当に素晴らしい。
古い前振袖も素晴らしいですし、古い等半袖の仕立て。
等半袖については説明が難しいので店頭でご説明させていただきますので、ご興味のある方は是非。
サックにしては珍しくベント入り。
フランスらしい脇下からの裾広がりなシルエットが本当に素晴らしくて、美しいです。
生地はウールサージだと思います。
毛羽立ちがあまりなくサラッとした生地感で羽織りやすいウェイト。
落ち着いたネイビーカラーが良いですね。
裏地も古いですし、手縫い箇所も多く
この辺りの補強のステッチなんかも古くて非常に手間のかかる作りになっています。
それではスタイリング。
先程のダブルブレストのニットジャケットに合わせていました。
ボロいニットとの相性も良いと思います。
作りも勿論素晴らしいですが、着た時のシルエットが本当に美しいジャケットです。
サイズは僕でゆったり着用できるくらいなので、サックコートにしては大きめのサイズかと思います。
お探しでした方は是非店頭にてお試し下さいませ。
そして色々と語らせて下さい笑
ラストはクラシックなコートをご紹介。
OLD
Aquascutum
WOOL VENETIAN
CHESTERFIELD COAT
MADE IN ENGLAND
SIZE 40R
アクアスキュータムのチェスターフィールドコート。
クラシックなデザインで上品な佇まいが素晴らしい1着。
素材はウールベネシャン。
ベネシャンは簡単に言うとウールの繻子織りのことで、サテンに比べて目が詰まっていて光沢のある滑らかな質感が特徴的です。
デザインはクラシックなチェスター型でセットインスリーブに
上襟はベルベット生地に切り替わっています。
腰はシンプルなフラップポケットで
ウエストの絞りもしっかりと効いていて美しいシルエットです。
内ポケットからスペアのボタンも出てきました。
お土産付きです笑
先程の紺ブレと合わせて着用していました。
スーツの上から羽織っても良いですし、カジュアルにモダンに着るならデニム合わせが良さそうです。
サイズ表記40ですが、STAFF高嶋でジャストサイズなので実際には38程の着用感です。
落ち着いたカラーで上品さがあるクラシックなウールコートは今時期の主役としておすすめです。
もう1着ご紹介。
OLD
John Brocklehurst
COVERT COAT
MADE IN ENGLAND
SIZE 40REG
John Brocklehurst製のカバートコート。
先程のチェスターと非常に似たルックスですが、こちらは元々狩猟用のコート。
元々乗馬での狩猟用だった為、丈は短めで、補強の為に袖口と裾のレールドステッチが魅力的ですね。
生地は本来カバートクロスというかなり目の詰まった厚手の生地が使用されますが、こちらは比較的近年物で軽い素材感。
杢っぽい渋い雰囲気で、軽いので普段使いもしやすい1着かと思います。
その他のデザインは先程のチェスター同様でセットインスリーブに
上襟ベルベット。
こちらはチェンジポケットが付きます。
良いディテールですね。
サイズも表記程は大きくなく、普段38位の方でもご着用いただけるサイズ感かと思います!
こちらもクラシックで歴史あるコートでおすすめです。
ここまでいつもの如く、駆け足でのご紹介となりましたが、他にもご紹介しきれない物が色々と入荷しております。
インナー使いできるものから、
ウールパンツやツイードジャケット
メインで即戦力のウールコートやバブアーもラックパンパンに。
春先ご着用いただける物も色々と。
SUPERGA新作もお出ししておりますので、
週末もSTRAY SHEEP有楽町店をどうぞ宜しくお願い致します!