FRENCH MILITARY SWEAT SHIRT

いつも当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
スタッフの伊藤です。

 

先日、東京都現代美術館で開催中の

ソル・ルウィット展に行ってきました。 

 

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デュシャンぐらいしか知りませんでしたが、

コンセプチュアルアートと呼ばれる現代美術の潮流の大家らしいです。

 

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数ある展示の中でもとりわけ強く印象に残ったのがこのウォール・ドローイングシリーズ。

 

相当大きいので単純な絵面のインパクトもすさまじいですが、面白いのはそこに貫かれたルウィットの思想。

 

彼は自身の作品を物質的なものではなく、観念的なものとして捉えており、アイデア、そしてそのアイデアを実行するプロセスこそが作品であり、物質としての作品についてはあまり重要視していなかったようです。

 

それを反映してか、この大きな絵もルウィット本人が残した指示書に沿って沢山の人たちが書き上げたもので、会期が終わると塗りつぶされるとのこと。

 

物質としての成果物ではなく、普遍の真理に近づこうとする視座、そこに向かって漸進していく運動そのものこそが成果物であるというわけです。

 

展覧会を観たあと帰路に着く中で、友人と街中にもルウィット的に発見できるパターンや構造があるのではと話しました。

 

彼の視点を借りれば、屹立するビル群の窓のパターンや地面のタイル、そこに不規則に注がれる光と影までもが、何かしらのルウィット的なアイデアを可視化したものに思えてきます。

 

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↑っぽいシャッター

 

自分は普段社会や政治、他者など世俗的な事ばかり考えているので、こうして真理、構造、美など本質的なことに思考を向ける時間は新鮮でした。

 

今年は今までサボってきた諸々の勉強をちゃんとする年にできればと思います。

 

 

ここ最近の日本のファッションシーンを見ていると、いわゆるラフなカジュアル一辺倒の流れから、素材感や合わせのバランスを意識した、ややドレス寄りのスタイルへと関心が移りつつあるように感じます。


ジャケットやスラックスといった要素を取り入れつつも、どこかに肩の力の抜けたアイテムを挟むことで、日常着としての平衡感覚を保つ。

 

そんなミックス感のある装いが、今の気分ではないでしょうか。

 

ということで本日ご紹介するのはこちら。

 

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FRENCH MILITARY

SWEAT SHIRT

 

フランス軍のスウェットです。

 

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豊富なカラーバリエーションのものから、


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ソリッドブラックのものまで。

 

個人的にもスウェットは大好きで、この時期のインナーとしても春先一枚使いでも、着替えず外出できる部屋着としてもヘビロテしています。

 

一枚挟むだけで良い塩梅にカジュアルダウンできますし、何よりチクチクせずリラックスできるのも好みです。

 

リバースウィーブの高騰やそれに伴うラッセルの需要の増加は記憶に新しいですが、

こちらはフレンチメイドで、しかもミリタリーです。

 

以前ご紹介したM-64パーカーもそうですが、

やはりUSっぽいアイテムをユーロ企画で手に入れられる、という点に惹かれるユーロ古着好きの方も多くいらっしゃるのでは。

 

 

それでは早速。

 

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定番のグレーカラーの個体。

 

シンプルなセットインスリーブで大きめサイズ、一番着やすいと思います。

 

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フランス軍スウェット特有の胸元プリント。

 

こちらの個体は中央のフルール・ド・リスに剣と盾、翼とこれでもかとミリタリーのエンブレムっぽさが詰め込まれたデザイン。 

 

詳細不明ですが部隊やクラスごとの非公式なエンブレムだったりするのでしょうか。

 

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適度に開いた襟ぐりに

 

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これまた適度な加減の裾、袖リブ。

 

サイズ大きめなので暖かくなってくれば勿論一枚でお召しいただくのも良いですし、

 

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JACKET...50's DOUBLE BREASTED LEATHER JACKET

MADE IN FRANCE

 

SHIRT... " Seymour " COLLARLESS SHIRT
MADE IN ENGLAND

 

PANTS...50〜60's PIQUE PANTS
MADE IN FRANCE

 

SHOES... " HACKETT " SEMI-BROGUE SHOES
MADE IN ENGLAND

 

今時期だとこんな感じのインナー使いも良いですね。

 

コルビジェにピケパンツ、カラーレスシャツで合わせてガッツリフレンチっぽく。

 

定番中の定番の杢グレーなので、敢えてこれぐらい大人っぽいカジュアルに挟んであげるのも面白いと思います。

 

 

続いてはグリーンカラーの個体。

 

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胸元には車輪を運ぶ鳥のエンブレム。

 

PERFAS ET NEFASはラテン語で「手段を選ばず、目的を遂行する」というようなニュアンスの文章らしく、ここから調べたところ 8e régiment du matériel、第8補給連隊のもののようです。

 

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これ。

鳥はペリカンか何かですかね。

下顎がもったりしてて可愛らしいです。

 

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COAT...60〜70's " Burberrys' "

WOOL GABARDINE BALMACAAN COAT
MADE IN ENGLAND

 

PANTS... " DORMEUIL " WOOL TROUSERS
EUROPE MADE

 

SHOES... " Alfred Sargent " COMPTON
MADE IN ENGLAND

 

同系色のウールギャバコートの中に挟んでみたり。

 

インナーをコットンにすると安心して下半身もウールスラックス履けちゃうのが良いですね。

 

このあたりの濃い色味のスウェットはカジュアルに合わせると特に子供っぽく見えがちなので、ニット感覚で運用するのがおすすめです。

 

 

続いてはこちら。


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こちらは薄い水色の個体です。

 

なんとなく優しい印象。


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こちらもグレーの個体に近いようないかにもミリタリーエンブレムっぽいのが入ります。

 

COLMAR MEYENHEIMはフランス北東部、ドイツと国境を面するアルザス地方の地名らしく、調べるとフランス軍の基地があったのでそこのものかと思われます。

Quartier Colonel Dio - Wikipedia

 

まとまってご紹介できている割には、それぞれ全く異なる部隊や所属のものが集まっていて面白いですね。

 


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綺麗に落ちるラグランスリーブ。

 

フルーツあたりのスウェットらしさもあり、

USお好きな方にも馴染みのあるディテールなのでは。


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この個体も特にリブの伸び縮みは気になりません。

 

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JACKET... " berghaus " MERA PEAK I.A
MADE IN ENGLAND

 

PANTS... " Levi's " 501 BLACK DENIM PANTS
MADE IN USA

 

SHOES... " VIBERG " SUEDE BOOTS
MADE IN CANADA

 

ブルーのバーグと色を合わせて、下半身はブラックで統一。

 

しっかりukアウトドアです。

 

水色のスウェットとなると取り回しが難しいと思われるかもしれませんが、より濃いブルーのアウターに挟んであげると良い具合に奥行きが出せると思います。

 

 

 

 

続いてはこちら。

 

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フェードしたビビッドなイエローカラーが特徴的な一着。

 

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胸元はワッペン仕様。

1856年、第二帝政時代に創設された部隊のエンブレムでしょうか。

右上の鷲がかっこいいですね。

 

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VEST... " Barbour " WEST MORLAND DEAD STOCK
MADE IN ENGLAND

 

PANTS... " HUNTSMAN " CORDUROY TROUSERS
MADE IN ITALY

 

SHOES... " JONES " SUEDE SIDEGORE BOOTS
MADE IN ENGLAND

 

オイルドのベスト、コーズ、スエードサイドゴア、全て暗めの同系色でカントリーチックにまとめて、スウェット本体の色味の主張の強さとのバランスを取りました。

 

個人的には迷彩のベストに軍パン、ビーニーとかまでカジュアルに落としてもかっこいいと思います。

 

続いてはこちら。


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ややフェードしたレッドカラーが特徴的な個体。


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剣に絡みつく蛇の紋章。

 

これは米軍でも見られるアスクレピオスの杖、医療部隊のものかと思われます。

 

背景の鶏と1はよくわかりませんが、部隊番号?と部隊を表す動物だったりするのでしょうか。

 

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JACKET...SOVIET TROOPS

CAMOUFLAGE JACKET

MADE IN SOVIET

 

PANTS... " Levi's " 501 BLACK DENIM PANTS
MADE IN USA

 

SHOES...2020 BRITISH ARMY

GEORGE BOOTS
DEAD STOCK

MADE IN ENGLAND

 

いかつめの迷彩ジャケットと合わせて。

 

平日カッチリドレス着てる方の休日、みたいなイメージです。

 

こちらも先ほどのイエローの個体と同じく色味の主張が強いので、他を暗めでまとめるのが丸いのかなと。

 

胸元プリント系最後はこちら。


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使いやすいネイビーカラーの個体です。


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こちらもいかにもなプリントがついてます。

 

ALITER POST FULMINA TERRAは「雷鳴の後の恐怖」という意味らしく、調べたところ11th Marine Artillery Regiment、第11海兵砲兵連隊の標語だと分かりました。

 

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シンボルも一致するので間違いないと思います。

 

海兵隊のアイテムだからネイビーカラーなのでしょうか?

 

プリントのイエローとのバランスもよくファッション性の高い1着です。

 

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JACKET.. " THISTLE " DOUBLE BREASTED NAVY BLAZER
MADE IN UK

 

SHIRT... BRITISH MILITARY COTTON SHIRT
MADE IN ENGLAND

 

PANTS... " Levi's " 501 WHITE DENIM
MADE IN UK

 

SHOES... " CARMINA " CORDOVAN TASSEL LOAFERS
MADE IN SPAIN

 

なんとなくネイビーのスウェットにアイビーっぽいイメージが僕はあるので、

紺ブレにタイドアップで。

 

白パンに光沢感あるコードバンのローファーで。

 

最後はこちら。

 

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ソリッドブラックのフランス軍スウェット。

 

ミリタリースウェットの中でもかなり取り回しやすい部類の1着かと思います。


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狭めの襟周りに


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キュッと閉まったリブ。

 

ミリタリーだとブラックのアイテム自体あまり見つからない中、スウェットでオールブラックが着られるのは黒がお好きな方にとっては魅力的かと思います。

 

あまり見かけるアイテムでもないので、サイズが合う方はぜひ。

    

 

本日はこのくらいで。

 

ご紹介した以外にもエンブレム付きのスウェットは多数ございますので、是非お気に入りの色味や意匠、背景の個体を店頭でお探しいただければと思います。

 

 

 

それでは明日も皆様のご来店お待ちしております!