いつも当店をご利用いただきまして、
誠にありがとうございます。
STAFF杉上(スギウエ)です。
本日ご紹介するのは、
個人的にも強く惹かれ愛用している1着。



Levi’s
YARN DYED
BLACK DENIM JACKET
70506 / 70505
SIZE 38 / 40 / 42
S (実寸L〜XL)
M(実寸XL〜XXL)
リーバイスの先染めブラックデニムジャケット。
川崎店でもかなりご好評頂いておりました
名品です。
お店の顔と言えるほど代表格のアイテムでした。
と言いますのも、

希少な MADE IN GT.BRITAIN🇬🇧
先染め自体が近年高騰の煽りを受け
需要と供給が噛み合わない中、
先染めブラックかつ
MADE IN BRITAINはかなり珍しいです。
今回ご用意しておりますのは、
そんな1着と、
変わらず珍しいEUROPE MADEが中心。
EURO Levi's
だからこその引力。
古着らしいそんな理由で、
川崎店でもご好評頂いておりました。
また、
EURO Levi'sのデニムパンツは
USAと比べると
ヒップラインがスッキリしていることで
美しいラインを作りますが、
デニムジャケットの場合は、
アームホールが若干細いです。
こういった細部にも
ヨーロッパの精神性・美的感覚が表れており、
僕はそういったところにも惹かれます。
TRADITIONAL JACKET & AUTUMN/WINTER STYLE - STRAY SHEEP YURAKUCHO BLOG
先日BLOGでご紹介致しました
EURO Levi's 501と
先染めブラック501
後染めブラック501
この辺りと併せて
有楽町店の皆様にも
是非是非お楽しみ頂ければと思います。
冒頭でも述べたように、
入荷したモデルは、

70506と、

70505。
ハンドウォーマーポケットのついた
70506を好まれる方も多いかと思います。
寒さ増す今日この頃。
暖かさを求めてついついポケットを探しがち。
狙っているあの子と手を繋ぐための
良い言い訳にも便利。
すみません。
BUMP OF CHICKENみたいなこと言いましたが
本当に冗談です。
これはただの僕の心境でした。
気を取り直しまして、


よく見るとタブの色にも違いが。
白タブと赤タブ。
おそらく過去色々な個体を比べてみる感じ、
赤タブは通常通りですが、
白タブは
元々色落ち加工が施された個体ではないかと。
アームにハチノスが刻まれた個体が
異様に多いんですよね。
例外も見たことあるのと、
襟裏を見ると元は結構黒かったんだろうなと
感じる個体も多いので
一概には言えないのですが…
色々と
推察出来る部分でもあるので、
年代や生産国などの違いという背景も
考えられそうです。

今回の個体にもしっかりとハチノスが。
もう一方は数少ない例外に当てはまるもの。
(白タブなのにハチノスなし。)
しかしながら、
共に雰囲気は抜群です。
ちなみに、
このハチノスの個体が、



EUROPE MADE
SIZE FITS LIKE UK38
ヨーロッパメイド、
いわゆるEURO Levi's。

全体的にグレー味がありますが、
ハチノスや、
古着らしい経年変化も相まってイカした表情。
実物はもう少しトーンの落ち着いた
お召し頂きやすい色味。



変わったディテールがある訳ではないですが、

同年代のUSA製と比べると、
主張が激しくない小ぶりな襟。
背面を見ると、


肩や首周りに若干のダメージがあるものの、
僕は「味」と解釈して
全然着たいと思える程度。
当店のお客様方のように、
古着慣れされている方には
あまり支障はないかと思います。
折角ですので、
この流れでこちらの1着のご紹介も。



MADE IN GT.BRITAIN
SIZE M(実寸XL〜XXL)




ディテールは先程と同じですが、

70506 サイズ表記Mとある割には、

シルエットが丸みを帯びるほど、
非常に大きな作り。
今回入荷しご紹介している
先染めブラックデニムジャケット全てですが、
おそらく90〜00'sに作られた
プロダクトだと思います。
特にこの1着に関しては、
年代を反映させたオーバーサイジングを意図して
デザインされたのではないでしょうか。
今の時流にも刺さる他にはない1着です。
GT.BRITAIN製
先染めブラック
70506、ハンドウォーマーポケット付き
オーバーサイジングな設計のM表記
条件整った逸品。
どうぞこの機会にご覧くださいませ。
他にも、


EUROPE MADE
SIZE S(実寸L〜XL)
GT.BRITAIN製と同様に
オーバーサイジングで作られたEURO Levi's。
主観ですが、
EUROPE MADEは
独特な染料が使われている気がします。
お写真でそこまで伝えきれず
申し訳ないのですが、
そちらも店頭で見る楽しみということで
よろしくお願いいたします。



店頭には既に出していたので、
早速お嫁に行ったものも…
ありがとうございます。
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デニムと聞けば、
誰もがブルーを思い浮かべます。
ヴィンテージですとインディゴ。
アメリカのワークウェアの象徴としての
ブルーデニム。
しかしながら、
60年代後半から90年代まで。
ヨーロッパでの潮流である
ロンドンのストリート、
パリのサブカルチャー、
ベルリンのインダストリアルカルチャー。
そこに流れていたのは、「黒」のデニムです。
冷たくて、無機質で、でも妙に美しい。
そんな黒いデニムを纏う人たちが、
音楽・アート・ファッションを繋ぎながら、
新しいカルチャーを生み出していった。
「黒」が持つ説得力。
僕はモードは通っていないですが、
音楽シーンで影響を受けた側面が大きいです。
ミック・ジャガー
イアン・カーティス
Blurのメンバー。
照明に包まれたステージ。
彼らの身体を纏うブラックデニム。
何か意図が宿っている気がします。
「黒」だからこそ。
ある意味僕の中での黒の衝撃です笑
そして、
後染めから入り、
先染めという奥行き・幅を知る。
単色な黒よりも深みを感じられるグレー。
その色味から来る退廃感的なイメージにも
グッとくる。
古着好きらしく、他の人とは違うものを。
僕が先染めブラックを愛用する理由です。
イギリスが好きだから。
ヨーロッパが好きだから。
製造国により、
そんなヨーロッパの空気をも感じられる。
モードにも。
クラシックにも。
カジュアルなスタイルにも。
是非愛用頂ければ幸いです。
最後に、



店頭にあるのでは僕には大きかったので、
全て私物で。
皆様のイメージが湧けば嬉しいです。
僕はあまり街中では見かけない
先染めブラックデニムの
セットアップスタイルをオススメします。
他にも、
カルチャーの文脈を汲んで

70'sライクや、



パンキッシュなエッセンス、


オールブラックス。
(ハカはしません。)
色々な装いで取り入れてくださいませ。
なんだかんだ先染めブラックは、
僕は色味が違うという理由だけで
2着所有しています。
皆様もいかがですか……
少しふざけすぎた部分もありますが、
先染めブラックデニムと合わせて頂きたい
古着・ヴィンテージを
豊富にご用意しております。




もちろん先染め501もまだまだ…


それでは明日からも皆様のご来店を
お待ちしております!
STRAY SHEEP有楽町店
杉上 伊吹(スギウエ イブキ)