いつも当店をご利用頂き誠にありがとうございます。
STAFF杉上です。
早速ですが、本日のご紹介アイテムは「サックジャケット」です。
気温が日中は30℃を超える中、街を歩いている方を見ていても
半袖カットソー・半袖シャツの方が多いです。
ただ、建物に入ると寒すぎる・・・
この時期になると良くありますよね。
さらに、半袖カットソーや半袖シャツのみだと大人の上品さを出すのは難しいと思います。
夏は、子供っぽくなるという意味でカジュアルになりすぎてしまうと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「おしゃれは我慢」
という言葉を聞いたことがありますが、
僕は暑い時期でもベストやジャケットを着用し、
カジュアルになりすぎないようにしています。
STRAY SHEEP有楽町店にあるアイテムの中で
そうならない様なオススメアイテムがサックジャケットです。
では、アイテム紹介です。
1900
STRIPE COTTON
SACK JACKET
MADE IN FRANCE
SIZE : FITS LIKE FR42/44
ヴィンテージのサックジャケットは黒のウール生地が多い印象です。
今回のジャケットに関しては、
珍しいコットン生地でホワイトベースにストライプが入っているため、
普段のスタイリングには取り入れやすいかと思います。
サックジャケットまたはサックコートは、
1850年代のイギリスが発祥とされており、
第2次世界大戦まで一般市民の普段着として着用されていたようで、
特徴としては、
フロントの裾が大きく弧を描く点です。
現代の体型カバーのための大衆に向けてのものと違って、
独特な丸みを帯びたシルエットです。
後ほど出てくる着用画像もご覧いただければと思います。
タグに書かれている"Grand Prix"は、
"最高賞"という意味。
他にも"大賞"や、"レースなどの最優秀賞"
といった意味のため、プラスイメージの言葉ですね。
ということは、おそらく意訳させていただくと
"最高品質"といった意味になるかと思います。
襟の詰まりもしっかりあります。
大きなシェルボタンが4つ。
こんなに大きなシェルボタンを作る意味は…
と問いたくなりますが、こういった1つのディテールへのこだわりがたまりません。
年代が1940年代に近づくにつれて、
ボタンの数も減る印象があります。
今回ご紹介のアイテムは1900年製のため、
現存しているサックジャケットとしては、
かなり古いと言えます。
ラウンドした裾。
少し斜めの胸ポケット。
袖側から縫い込んでいます。
ヴィンテージのワークジャケット等に見られる
脇下から裾にかけての湾曲した縫製処理。
袖ぐりのパイピング処理。
ヴィンテージのサックジャケットなので当たり前なのですが、
1940年代あたりまでに見られる古いとされるディテールが詰め込まれています。
そもそも1900年のジャケットが着れる状態で現存していることが改めて凄いことですよね。
たまにヴィンテージに囲まれていると、その凄さを忘れてしまう時があります笑
内側の右胸ポケット。
収納も出来てしまうんですね。
いい意味で欲張りなジャケットです。
少し汚れ等も見られますが、先ほども述べたように
100年以上前のジャケットが着れる状態で現存している事実。
そして、色味がホワイトベースであるのに、
着れないくらい汚れている状態ではないということ。
それが博物館ではなく、古着屋に存在しているということ。
個人的な興奮要素が詰まっていました。
ジャケットと聞くと、少しお固いイメージを持ちやすいかもしれませんが、
僕としては、サックジャケットは
程よくカジュアルにも振れるアイテムと捉えています。
冒頭述べた子供っぽいカジュアルさというよりは、
大人の上品さを残しつつ、カジュアルアイテムと合うといった印象です。
※ジャケット以外のアイテムは、スタッフ私物です。
このように、デニムと合わせてもよろしいかと思います。
後ろから見た際もシルエットが綺麗ですね。
カラーレスシャツとの相性も良いですね。
今回ご紹介したサックジャケットはじまり、
テーラードジャケット
インナーにも主役にもお使いいただける
半袖シャツ・長袖シャツ
ご用意してお待ちしております!!
是非STRAY SHEEP有楽町店へお越しくださいませ。