いつもSTRAY SHEEP有楽町店をご利用頂き、
誠にありがとうございます。
STAFF杉上です。
梅雨に入り気温が寒くなったかと思えば急に暑くなったり、
1日の中でも朝昼晩の寒暖差で
どの服を着ようか迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本格的に夏に入る前の寒暖差のあるこの時期に
有楽町店の個人的オススメアイテムを見ていただきたいので、
今回はジャケットをご紹介致します。
アイテムがこちら。
40's
SWEDISH MILITARY
STRIPE COTTON JACKET
DEAD STOCK
MADE IN SWEDEN
SIZE:4
デッドストックのスウェーデン軍のストライプジャケット。
生地の厚さとしては、見た目とは違い、
厚手ではありません。
グレーとブラックのストライプの配色も相まって、
このアイテム単体が持つ雰囲気がカッコいいです。
用途自体は
プリズナージャケットもしくは、
ホスピタルジャケット
と言われています。
パンツも存在しており、セットアップで当時の人達は着用してたみたいですね。
どちらの用途で使われていたのでしょうか。
ホスピタルマークのステンシル刻印が入った
同カラー・デザインのジャケットも存在するので、
ホスピタルジャケットと言える可能性もあります。
60年代以前に使用されていた形・色が違うスウェーデン軍プリズナージャケットも
存在しているため、今回ご紹介のジャケットはプリズナージャケットではない
と言えるかもしれませんが、
管理者用と囚人用としてデザイン等で区別がなされていたと思いますので、
プリズナージャケットである可能性もありますね。
調べてみると、
今回ご紹介のジャケットと色味が酷似したベストがプリズナーベストとして存在していました。
ジャケットの袖についている紙とプリズナーベストについている紙も全く同じでした。
となれば、やはりプリズナージャケットの可能性も大いにありますね。
今回ご紹介のジャケットにはステンシル等がないので、
確定的な情報は得れませんでしたが、
約80年前に着られていた服の用途をこうして想像するというのも
ヴィンテージの楽しい点だと思います。
では、ディテールを見ていきます。
テーラードジャケットのような作りですね。
首の詰まりがあり、クセのないデザインです。
ボタンはメタルボタンで、
年代が新しくなると紙ボタンやプラスチックボタンが見られるようになります。
ボタンの素材だけでなく、
ジャケットのフロントボタンの数も4つ→3つへ変わっていきます。
今回ご紹介のジャケットは4つボタンです。
フロント下部には大きいポケットが2つあり、
カバーオール等のワークジャケットを彷彿とさせます。
携帯はもちろん、小物であれば十分ポケットに収納できます。
ジャケットを裏返してみました。
生地の耳も使用され、丁寧に作られていますね。
裏返した時にようやく気付いたのですが、
なんとこのジャケット、前身頃から後ろ身頃、袖口と胴、
ほとんどの箇所でストライプの柄合わせがなされています。
ホスピタルジャケットにしろ、プリズナージャケットにしろ、
何故ここまで手間をかけているのでしょうね。
想像が尽きませんね。
ディテールの作りこまれ方や服の持つ雰囲気。
良い服ですね。
ただ、一番大事なのはどのように合わせるかだと思います。
では、スタイリングです!
STRAY SHEEP STYLE!
JACKET...40's " SWEDISH MILITARY " STRIPE COTTON JACKET DEAD STOCK
PANTS...50~60's " ROYAL NAVY ” WORK PANTS
SHOES..." CURCH'S " モデル MESSENGER " 2都市 "
ジャケットが存在感があるため、
インナーはヘンリーネック(スタッフ私物)で
抜け感を。
ジャケットなので、革靴との相性もよろしいですよね。
今の時期にはこのようにカットソーの上からジャケットを羽織っていただくのが
良いかと思います。
先にも述べたように、生地は厚くないコットンジャケットなので、
少し肌寒い朝・夜の温度調整としてもお使いいただけます。
今回は、スウェーデン軍ストライプコットンジャケットをご紹介致しました。
もちろん、夏に向けてのイギリス製シャツやコーディングスのリネンシャツ、BONCOURAの半袖Tシャツ等も豊富にご用意しております。
是非、STRAY SHEEP有楽町店にてお待ち申し上げております!!
杉上