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STAFFファルコンです。
連日30℃オーバーの日が続き、暑さが厳しい今日この頃。
涼しげなアイテムがご紹介できればそれに越したことはないのでしょうが、そうはいかないのがVINTAGE。
外気温お構いなしでコートのご紹介です!!
自分が大好きなミリタリー。それもフランス陸軍のオートバイ部隊のコート、そうですモーターサイクルコートです。
最近、少しずつ人気が出てきていますよね。
今回、フランスのディーラーから珍しく多めに入荷してきました。
過去に2、3着並んでいるのを見たことがありますが、5着以上並んでいるのを見るのは初めてです。壮観です。
数回前のブログで単体でご紹介しましたが、今回は大きさの違い等を見て頂ければと思います。
40年代~50年代に使われていたと思われるこれらのコート。
今では自動車メーカーとして有名なPeugeot(プジョー)や、
既に無くなってしまったGnome et Rhône(ノーム エ ローヌ)などといったメーカーのオートバイがフランス陸軍で使われていたのですが、そのオートバイ部隊の隊員が着ていました。
という訳で今回も画像を探してみたところ、何とか発見。
とんでもない台数のバイク達。
センターに立っている方を拡大してみると...
モノトーンで分かりにくいですが、独特な襟の形、袖のストラップ、シングルのボタン、モーターサイクルコートで間違いないですね。
このモーターサイクルコート、厚手のコットンでできており身幅は何せでかいです。
でかい自分が着てもでかい。
というのも、本来はジャケットや何やら色々着込んだ上に着る防風用のコートだから。
なのでポケットも貫通ポケットのみです。
そして身幅がたっぷりあるにも関わらず、なぜか袖が短めのものが多い。
今回は割と長めの物も入荷しているのですが、過去に自分が見たことがあるものは短いものが多かったです。
袖が長めとは言うものの、一着一着微妙に違うのはフレンチミリタリーあるあるですね。
生地の色も...
着丈も...
袖丈も...
肩のステッチも...
ボタンも...
それぞれ微妙に違います。
ボタン裏が塗装されていないのもご愛敬。
さてこのモーターサイクルコート。
表記が1・2・3...とスタンプが押してあるのですが、どうやらこの表記はサイズではないらしいとのこと。
実際同じ「3」とスタンプされているこの二枚ですが、片方はやけに小さめです。
こちらは右が「2」、左が「3」ですが、ほぼ同じです。
以前、ミリタリー古着メインでフランスに直接買い付けに行く方から伺ったんですが、当時のバイク部隊は6人で1チーム。
出動がかかると自分の番号のコートを着て任務に出ていたのだとか。
だからサイズではなく、すぐに自分のコートだとわかる様に1〜6の番号がスタンプされていると。
文献を見つけて調べた訳ではないですが、表記と関係ないサイズ感を見ると納得できます。
実際に着てみないと何とも言えないこのサイズ感、いろいろと選んで頂ける機会はなかなかないので、もしよろしければご試着なさりにいらっしゃって下さい。