金曜日は
早朝から深夜まで
買い付けた品の入荷作業に
ひたすら没頭しておりました<笑>
オーナーの世田です。
さて、今回は、
前回にお話しました
来週末2月22~24日に行われる
BONCOURA祭で初披露となります
「BONCOURA」と「STRAY SHEEP」の
リミテッドアイテムの紹介をさせていただ
“MY VINTAGE” 誰しもそう呼べる一品があると思います。
数々の服と出会い、袖を通してきた中で、
いつまでもクローゼットに残り続ける服。
つい手にとってしまう服。
服としての希少価値やブランドを超えて、
身体の一部のようになってしまった服。
わたしにとっての“MY VINTAGE”は何かと問われれば、
間違いなく、この服が思い浮かびます。
・・・実は、今から10年前(笑)
・・・コチラは1年半前
私が10代のときに購入し、
実は20年以上愛用しているシャツジャケットです。
ボックスシルエットでアームホールも広いため、
動きやすく、通気性もよく、
毎春夏、出番が本当に多い服です。
(私のことを昔から知っている方は、ご存知のはず<笑>)
これほど着やすいアイテムである一方、
なかなか、この他に着たいなと思える
理想のシャツジャケットが見つからず、
同じ服を20年以上、着続けている次第でした。
( 実は結構、ダメージがあります<笑>)
そのため今回の別注は、
私が、これから10年20年もガンガン着たい思いもかなり強く(笑)、
そして、新たな“MY VINTAGE” を作るべく、
BONCOURA森島氏に別注を持ちかけました。
氏の深いヴィンテージへの造詣、
執念とも言える「ものづくり」へのこだわりを信頼しての依頼でした。
綿密な打ち合わせを重ね、構想を練っていきました。
そもそも開襟のボックスシルエットシャツは、
アメリカの50年代を代表するアイテムです。
しかし、実はフランスヴィンテージにも
そのようなアイテムが散見されます。
さらに色味で言えば、
アメリカとフランスに共通する要素は、インディゴブルーです。
フレンチヴィンテージを扱い続けてきたストレイシープ、
アメリカのインディゴデニムが原点であるボンクラ。
結果的に今回の別注は、
両者のアイデンティティが融合したアイテムになりました。
素材は、
インディゴコットンリネン。
50年代のフレンチヴィンテージで見られる素材です。
縦糸にボンクラ・イケ綿コットン、
横糸にリネンを使い、
糸の段階でボンクラオリジナルピュアインディゴ染めを施し、
唯一無二の素材に仕上がっています。
糸から染めるのはデニム生地をつくる場合と同じですが、
縦糸と横糸の素材が異なることで、
より表情ある素材になっています。
デニムと同様、人それぞれの経年変化が期待できます。
モデルは、
森島氏が所蔵するフレンチヴィンテージのシャツをモチーフにしつつ、
ボンクラの解釈でシルエット、ディテールを再構築。
また、唯一のパーツであるボタンは
30年代のデッドストックフレンチウッドボタンを使用。
昨年11月の当店のイベントで来日された、
フレッド氏から提供していただきました。
以上、
素材、デザイン、ディティールに全てにこだわり、
新たな定番品に仕上がったと思います。
着込むほどになじみ、
服とともに自分も成長していく。
つい袖を通してしまう服。
間違いなく、そんな服は、
その人自身の唯一無二のスタイルをつくる上では不可欠です。
今回のアイテムはそんな“MY VINTAGE” となる一着かと思いますので、
ぜひ、袖を通して体感していただきたいです。