「BONCOURA」×「STRAY SHEEP」 GUERNSEY SWEATER

10月最終日も

朝から晩まで

入荷作業にひたすら没頭しておりました<笑>

オーナーの世田です。

さて、今回は、


前回に少しお話ししました

11月9,10日に行われるBONCOURA祭で初披露となります

「BONCOURA」と「STRAY SHEEP」の

リミテッドアイテムの紹介をさせていただきます。

 


今回の別注はストレイシープとしては初の試みでした。

アイテムを作るに当たり、

「唯一無二の存在感を放つ、VINTAGE品に負けないものを作りたい!」

という思いが第一にありました。

そのような、ものづくりが出来るのは、

VINTAGEを知り尽くし、さらに新たな一歩を加えられるブランド、

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「BONCOURA」しかないと思い、

 

今回の別注をお願いするに至りました。

初の別注となるアイテムは、

当店で長年ずっと買い付けてきた冬の定番アイテム、

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ガンジーセーターにしました。

ガンジーセーターは、

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イギリスとフランスの間のイギリス海峡に位置する、

ガンジー島の漁師が身に纏っていたタフなアイテムです。

ガンジー島はその場所柄、

イギリスとフランス、両方の文化が入り混じった地域でもあります。
(公用語は、英語とフランス語です)

英国的なイメージの強いガンジーセーターですが、

今回の別注では、そのルーツに想像を膨らませました。

 

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「もし、ガンジーセーターにフレンチVINTAGEのような

Noir(漆黒)のものがあったら...」と、

まだ見ぬVINTAGEアイテムへの妄想から今回の別注は始まりました。



ボンクラのものづくりは、素材づくりから始まります。

素材は、

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森島氏自らが選別した梳毛(そもう)ウールを使用。

疏毛ウールは、原毛を梳くことで不純物を取り除き、

繊維の長さを均一することで作られます。

そのため、混じり気のない深い色合いと強い光沢を放つ素材です。

さらに繊維の長さを統一することで、

ウール製品独特のゴワつきのないやわらかな風合いに仕上がっています。

ニットはチクチクして着づらい、

そんな方々にも自信を持ってお勧めできる肌触りを実現しました。

また、今回の別注に当たり、まず色味にこだわりました。

目指したのは、

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フレンチVINTAGEのようなNoir(漆黒)の色あいです。

 

まさしく、40年代以前のフレンチモールスキンのような、

シンプルながら深みのある色合いに仕上がりました。

 
次にシルエットです。直線的なデザインはそのままに、

 

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VINTAGEを熟知した森島氏の解釈でシルエットをモディファイしています。

オリジナルの持つ無骨さそのままに、

より着用しやすいように改良されていますので、

ガンジーセーターは着たことがない、という方にも

すんなりと馴染むものとなっています。


また、編みは工場に依頼し、極限まで度詰めで仕上げています。

度を詰めることで使う毛糸の量は多くなりますが、

その分保温性は上がります。


結果として、通常のセーターの倍の毛糸を使用する、

とても贅沢なものになっています。

そのため、オリジナルに負けない高い保温性と

オリジナル以上のしなやかな着心地を実現しました。

高い保温性がありつつも、上質な着心地と肌触りを実現しています。


さらに、

ガンジーセーターに特有のディテールもしっかりと作り込まれています。

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編みこんだパーツををつなぎ合わせることを「リンキング」と言い、

この工程は職人の手仕事でしか出来ません。

これをいかに美しく、フィット感を損なわずにできるかは、

職人の腕の見せ所です。

ボンクラは国内屈指の技術力を持つ職人に依頼することで、

高級ニットのような仕上りとなったと思います。


素材から始まり、シルエット、編みまで、全てにこだわることで、

オリジナルに負けない魅力的なアイテムをつくることができました

すべての工程に、深いこだわりを持つボンクラだからこそ、

作れたアイテムだと思います。


ボンクラ森島氏のものづくりへのこだわりとヴィンテージへの深い造詣によって、

 

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NEXT VINTAGEと呼べる一品に仕上がりましたので、

当日は、どうぞご期待ください!